TOP研究活動平成11年度活動報告
「生体機能の計測と解釈のための信号処理」研究会平成11年度事業報告
(1999.4.1〜2000.3.31見込み)

研究会長 新潟大学大学院自然科学研究科

木竜 徹

開 催

       1999年10月7日(神戸大学,参加者40名)

       1999年10月28日(千里ライフサイエンスセンター,参加者60名)

       1999年11月28日(立命館大学,参加者25名)

総 括

 本年度は主催での研究会(1回),計測自動制御学会との共催の研究会(1回),バイオメカニズム学会との共催の研究会(1回)を開催した.なお,研究会が関西に集中し,演題申し込み時期が同時期であったため,春から夏にかけての研究会開催が不可能であった.ただし,研究会幹事による第38回日本エム・イー学会大会でのオーガナイズドセッション「生体信号処理,ゆらぎ ー生体信号処理が明らかにするもの,あるいはしないものー」を4月22日に開催した.100名近い参加者を得て盛況であった.さて,通算第13回の研究会は10月7日に神戸大学にて,「第14回生体・生理工学シンポジュウム」との共催で開催した.心拍変動解析が2件,不等間隔サンプリングの話題が1件,モニタリングシステムが2件,加速度センサによる歩行解析,筋機能解析,MEG信号処理,血流分布イメージング,動脈圧波形の分類,生体組織インピーダンス推定がそれぞれ1件であった.第14回研究会は「第13回日本ME学会秋季大会」の専門別研究会セッションとして,千里ライフサイエンスセンター(豊中)で10月28日に開催した.これまでの経験から教育講演とし,脳機能解析,生体ゆらぎの機能的意義,非定常周波数スペクトル解析について時間をかけた討論を行った.その結果,例年の秋季大会に比べて非常に多くの参加者となった.通産第15回の研究会は11月28日に立命館大学にて,「第20回バイオメカニズム学術講演会」との共催で開催した.モニタ装置,光,温度などの応用,感覚計測など生体機能計測が5件,自律神経機能,運動機能に関する生体機能解釈が3件,呼吸波形,振戦等の生体信号処理が2件であった.

 本研究会ではメイリングリストをspmibf@bsp.bc.niigata-u.ac.jpで運営するとともに,まとまった情報をhttp://spmibf.bsp.bc.niigata-u.ac.jpを通じて流している.また,研究会としては論文集のPDF化を行ってWebsiteに掲示している.

研究会の今後の展望

 来年度は主催3回,バイオフィードバック学会との共催1回,生体生理工学シンポジュウムとの共催1回を予定している.話題性のある教育講演,生体信号計測の実演,生体信号解析の実演なども実施し,Website上へのライブラリー化をはかる.テーマとしては,特に,生体計測,生体モデル,多次元信号処理,時間周波数解析,確率・統計モデルなどを用いて,医療から健康,福祉までの分野で生体信号に関わる基礎から応用までの様々なテーマを議論していく予定である.

本会への要望・意見

 数多くの国際会議,全国大会,各種研究会がある中,これらの内容やスケジュール情報は,専門別研究会運営上,必須の情報となっている.このことは,経費や時間,場所の点で効率的な専門別研究会運営を進めるため,専門別研究会の情報化が同時に必要なことを物語っている.一方で,学会全体としては情報化が立ち遅れ,専門別研究会の間でも温度差もある.したがって,学会全体として総合的な観点から研究活動の情報化に関して検討していただければ幸いである.

平成12年度暫定会長 氏名 木竜 徹

平成12年度暫定幹事 氏名

 赤松幹之(通産省工業技術院生命工学工業技術研究所生体情報部),岡 久雄(岡山大学工学部電気電子工学科),小笠原 康夫(川崎医科大学医用工学),清水孝一(北海道大学大学院工学研究科),鈴木幸司(室蘭工業大学情報工学科),戸田尚宏(豊橋技術科学大学情報工学系),中尾光之(東北大学大学院情報科学研究科),野村泰伸(大阪大学大学院基礎工学研究科),早野順一郎(名古屋市立大学医学部),福本一朗(長岡技術科学大学生物系医用生体工学教室),牧川方昭(立命館大学理工学部ロボティクス学科),三田勝己(愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所),八名和夫(法政大学工学部電子情報学科),山本義春 (東京大学大学院教育学研究科),山家智之(東北大学加齢医学研究所),吉田正樹(神戸大学工学部情報知能工学科)